導光板は端面(エッジまたはコグチ)から光を入れると面上に光を均一に射出する機能を持つよう、加工を施されているアクリル板です。
四角いアクリル板(無加工)のエッジ(1箇所)から板内部に向かって光を入れると、光は板面から出ることなく、反対側のエッジから抜けて行きます。
これは光がアクリル板の内面で全反射を繰返して進む性質から起こる現象です。
導光板には、全反射の際に、光の反射角度を変えてやる加工が施されています。
これにより光が板面から出るようになり、面発光させることが可能になります。
また、光源からの距離に応じて反射加工位置を調節することで、板面全体が均等に光る様に作られています。
この加工位置等の設計を“パターン設計”とよんでおります。
面発光体は一般的に電球やLEDのような点光源、又は蛍光ランプの様な線光源を敷きつめることで、ある面積が均等に光っているように演出されています。
導光板を用いた面発光体は、光源が設置できる位置がエッジ(板の端)に限られます。
これにより、おのずと使用する光源の量が少なくなり、省エネルギー効果が期待できます。
また、従来型の面発光体では、発光面が均一に光るようにするため、ランプイメージ(光源の設置位置)が分からない様に、表面のメディア部に用いられる拡散板と光源を一定の距離離してやる必要があります。
つまり分厚い仕上がりになってしまうことを意味します。
一方、導光板の場合は拡散板と導光板の隙間は0〜数mmで済むため非常に薄型の面発光体に仕上げることが可能です。
弊社の加工可能寸法は最大で長さ3000mm×幅1100(1200)mmです。( )内の数値は向い合う2辺から光を入れる場合の光源間距離の最大値です。
つまり1辺からのみ光を入れる場合は均一に光らせることが出来る最大幅が600mmになります。
導光板を製造する際に重要なのはパターン設計です。
パターンは光源から光を到達させたい距離に応じて設計するため、長さより幅の情報の方が重要になります。
また板厚は幅に応じて分厚くなります。(幅が広い→板厚大、幅が狭い→板厚小)
弊社はどちらかと言うと、特注品を得意分野と致しております。
1点1様のサイズや形状、仕様を提案いただけましたら、他社よりも早く加工の可否判定を行い、見積、製造、出荷することが可能です。
加工の可否判定が早い分、いち早く色々なご提案をさせていただけます。
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